すでに噂になっていたとおり、RADIOHEADの新曲「THESE ARE MY TWISTED WORDS」が8/17よりバンドの公式ウェブサイトで無料ダウンロードが可能となった。

バンドのマルチ奏者JONNY GREENWOODは、同サイトの中でファンに向かって「僕らは長いことレコーディングを行ってきたけど、この曲はその中でも最初に完成した楽曲の1つでかなり誇りに思っている作品だ。ほかにも完成している楽曲はあるけれど、この曲は何度も演奏を重ねてきた自信の1曲で、この夏のコンサートでも演奏することになると思う。皆が気に入ってくれるとうれしい」とコメントで呼びかけている。

この新曲「THESE ARE MY TWISTED WORDS」は、先週ファン・サイトAT EASEのメッセージ・ボード上にリークされたのち、YouTubeでも視聴が可能となる状況となってしまい、今回の公式無料ダウンロードはその流れを受けての措置となった。従って、EPのフル音源が同様にオンライン上でリリースされるということは特に予定されていないようだ。

RADIOHEADは現在どのレコード会社とも長期のレーベル契約は結んでおらず、2007年のアルバム『IN RAINBOWS』はバンドの公式サイトから“ファンそれぞれが望む価格で”という斬新な形でのデジタル・リリースを敢行。その後2008年1月に、イギリスではXL Recordingsから、アメリカではATO/Red RecordsからCDがリリースされた。

現在RADIOHEADは、8/29と8/30に出演するLEED AND READING FESTIVALSを含む夏の音楽フェスに向けてリハーサルを行っているが、去る8/5には「HARRY PATCH (IN MOMERY OF)」をデジタル・リリースして話題を呼んだばかりだ。この曲は7/25に他界した第一次世界大戦の英国陸軍兵の最後の生存者HARRY PATCH氏（享年111歳）を讃えた作品で、収益金はすべて英国在郷軍人会に寄付されることになっている。